GP-IB は、当初、Hewlett-Packard 社で HP-IB (Hewlette-Packard Interface Bus) という計測システムの標準インタフェースとして開発され、後に IEEE488 規格になった、汎用のインタフェースです。8 ビットの並列伝送を完全なハンドシェ イクで行うため、比較的高速で、いろいろな速度のデバイスを同時に収容することが でき、コンピュータの1つのポート(コネクタ)にたくさんのデバイスをつなぐこと ができるのが利点で、当初の意図である、計測システムを越えて、多くのシステムで 利用されるようになりました。GP-IB (General Purpose Interface Bus) は正式な名 称ではありませんが、Hewlette-Packard 社の開発当時の名前だったようで、後に広く 使われるようになりました。その後、IEC にも採用されたのですが、コネクタ の形状を変更してしまったため、変換コネクタが必要になるという困った事態になり ました。
GP-IB システムは GPIB ケーブルで接続された 15 台以下のデバイス の集合です。接続に使うケーブルの長さは、デバイス1台あたり2m、最大20mが 目安ですが、ノイズマージンの低下を覚悟すれば、もっと長くすることも可能で、 50m程度で何年も稼働しているケースもあります。GP-IB ケーブルはこの バス接続専用に設計されたもので、その両端に雄雌が裏表になった ピギー・バッ ク (piggy back) と呼ばれるコネクタが付いていて、必要なデバイスを数珠つな ぎにつないでゆくだけで、システムをまとめることができます。
上記の理由から、ケーブルの標準的な長さは 2 m になりますが、1 m とか 0.5 m と いったものも、よく使われます。また、4 m, 8 m あるいは、それ以上といったもの も製作しておりますので、お気軽にご用命ください。
IBM-PC/XT/AT の GP-IB カードを使う場合は、カードスロットの間隔が狭い ため、一般的なコネクタ形状ではうまく接続できないのが普通ですが、当社の製品は、 この問題を生じません。
GP-IB ケーブルでは、外部からのノイズを防ぐことと、不要(電磁)輻射を 防ぐ対策が必要になることがあります。例えば、ノイズの多い環境で使うとき、で るはずの SRQ がでないとかいった問題が起きますが、これが外部から侵入し たノイズによる誤動作の典型的な事例です。金属でシールドすれば改善されるという 迷信があるようですが、これは間違いです。ノイズや不要輻射のほとんどはコモン・ モードですから、シールドは無力です。最も簡単で効果的な方法は、フェライト・ビ ーズ等のコモンモード・チョークですが、例えば、この対策だけで、電源ラインに印 加した 200 V 程度のパルス状ノイズで誤動作していた機器が、数百 V でも誤動作し なくなります。ノイズ対策が必要な環境では、ノイズ対策オプションをご指 定ください。
当社の技術資料の中にも、より詳しい GP-IB の解説がありますが、
The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.,-
IEEE Standard Digital Interface for Programmable Instrumentation
(IEEE Std 488.1 - 1987)
が正式な規格書で、日本の
日本工業規格,- 計測用インタフェースシステム (JIS C1901-1987)
が、ほぼ上記の和訳になっています。